精選版 日本国語大辞典 「世に余る」の意味・読み・例文・類語
よ【世】 に 余(あま)る
② 世間にみちあふれる。
※とりかへばや(12C後)中「よにかはらぬ御さまにてたちかへり給ふべき御祈りを、よにあまるまでのしるし、さりともあるやうあらんと、たのもしながら」
③ この世からはみ出る。世間一般の感覚にはおさまりきれなくなる。すばらしいさまにも、よくないさまにもいう。
※山家集(12C後)上「ながむるもまことしからぬ心地してよにあまりたる月の影かな」
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