精選版 日本国語大辞典 「不道・無道」の意味・読み・例文・類語
ぶ‐どう ‥ダウ【不道・無道】
〘名〙 (「ぶとう」とも。「不道」の場合は「ふどう」とも)
① (形動) 道理に合わないこと。人の道にそむくこと。また、そのさま。
※律(718)八虐「五曰不道」
③ (━する) (「道」は「言う」の意) 言わないでおくこと。また、言葉で表現できないこと。
※正法眼蔵(1231‐53)道得「この道得を道得するとき、不道得を不道するなり」
[語誌]古辞書類やキリシタン資料ではブタウを採用しており、ブダウとするものは見当たらないが、「書言字考節用集」では、ブダウとあり、中世末以降ブダウの勢力がましていったと思われる。
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