下金屋町(読み)しもかなやまち

日本歴史地名大系 「下金屋町」の解説

下金屋町
しもかなやまち

[現在地名]富山市柳町やなぎまち一―二丁目

上り立あがりたて町の東端付近から北に延びる両側町で、北端東西の筋が直交し、当町西側に並行する東中間ひがしちゆうげん町と結ぶ(安政元年「富山城下絵図」県立図書館蔵)。田地方のうちで、天保一二年(一八四一)の富山町方旧事調理は、鋳物師が在住した旧地であることに町名は由来すると伝えている。寛文六年(一六六六)の御調理富山絵図に記載され、前田利次による町割当初から存在した。いたち川対岸南方には上金屋町がある。安永八年(一七七九)の本家数一三・貸家数二六(「町方旧記抜書」前田家文書)。前掲旧事調理では竈数二九、男六九・女七一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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