下諸井村(読み)しももろいむら

日本歴史地名大系 「下諸井村」の解説

下諸井村
しももろいむら

[現在地名]浅羽町諸井

上諸井村の東に位置する。中世諸井郷の地。寛永二一年(一六四四)の掛川預一万石郷村覚に村名がみえ、高三四三石余。領主変遷は上諸井村に同じ。正保郷帳では田方二二三石余・畑方一一九石余、長松寺領一石五斗・四天王(現八雲神社)領一石五斗。元禄郷帳では高四二八石余。「遠淡海地志」によると家数六〇。延享二年(一七四五)新池にいけ(現袋井市)との掘割相論に諸井用水組合二六ヵ村の惣代一村として参加。安政三年(一八五六)江之端えのはた悪水吐圦樋伏替え相論に上手の村として加わり、元治元年(一八六四)上貫名かみぬきな(現袋井市)地内の新規圦樋敷設をめぐる相論にも惣代六ヵ村の一村として参加している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android