下行合村(読み)しもゆきあいむら

日本歴史地名大系 「下行合村」の解説

下行合村
しもゆきあいむら

[現在地名]郡山市田村町たむらまち下行合しもゆきあい

阿武隈川の東岸、谷田やた川下流域の平地丘陵に立地。中世田村庄に含まれ、応永一一年(一四〇四)頃と推定される国人一揆傘連判断簡(秋田藩家蔵白川文書)に「下行合 出羽二郎季広」とみえる。これは田村氏一族を中心とした一三名が篠川公方の下に結集したものであった。天文四年(一五三五)六月吉日の田村義顕売券(青山文書)によれば、「橋本左馬助之ママ行分、下行合之御前(瓦カ)さつていの岡よけす」を三〇貫文で蒲倉相模守に売却している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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