下蜘蛛(読み)さがりぐも

精選版 日本国語大辞典 「下蜘蛛」の意味・読み・例文・類語

さがり‐ぐも【下蜘蛛】

〘名〙 天井などから糸を引いてたれ下がっている蜘蛛。古くから、恋の吉凶を示すものと考えられていたが、江戸時代になって、民間では、朝の場合は吉、夜は凶のしるしとされた。
四河入海(17C前)六「の、風に落は、さかりぐもなんとぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android