下岩下村(読み)しもいわしたむら

日本歴史地名大系 「下岩下村」の解説

下岩下村
しもいわしたむら

[現在地名]春日居町下岩下

熊野堂くまのどう村の北に位置し、北は上岩下村(現山梨市)。村名は西方に迫るかぶと(九一三メートル)という岩山の麓に位置することによるという(甲斐国志)中世は岩下郷とよばれた。天正一〇年(一五八二)四月織田信長は岩下郷に対する乱妨狼藉などを禁ずる三ヵ条の禁制(写、甲州古文書)を発給している。同年一二月九日、原三右衛門は岩下手作前一二貫三〇〇文を本領として安堵されている(「徳川家印判状写」御庫本古文書纂)。慶長六年(一六〇一)の岩下之郷検地(県立図書館蔵)が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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