下初狩宿(読み)しもはつかりしゆく

日本歴史地名大系 「下初狩宿」の解説

下初狩宿
しもはつかりしゆく

[現在地名]大月市初狩町下初狩

下初狩村内に置かれた甲州道中宿駅。江戸からは二五里二六町余の距離にある。西隣の中初狩宿とは合宿で、当宿は月のうち下一五日を勤め、東方は下花咲しもはなさき宿から、西方白野しらの宿あるいは阿弥陀海道あみだかいどう宿までを継送った。宿往還長一七町、宿町並は東西に七町。東の下花咲宿からは三五町三六間、西の白野宿までは一里一六町、阿弥陀海道宿までは一里一六町。なお中初狩宿までは二四町。宿建人馬は二五人・二五疋、うち囲人馬五人・五疋。宿村大概帳では天保一四年(一八四三)改の宿内家数一五六・人数六一六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android