デジタル大辞泉
「下僧」の意味・読み・例文・類語
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げ‐そう【下僧】
〘名〙 卑しい僧。修行を積んでいない僧。
比叡山では特に役僧中で、
最下級の僧をいう。下法師
(しもぼうし)。
中間法師(ちゅうげんほうし)。
※
今昔(1120頃か)
一四「陽信、此を見むが為に、共の下僧
(げそう)の賤
(あやし)の
水干袴を取て着て」
くだり‐そう【下僧】
〘名〙 (「くだりぞう」とも) 能のワキ僧で
京都から
地方へ下る者。「
八島」「
江口」のワキ僧などをいい、位が重い。
※わらんべ草(1660)一「下り僧は、江口の次第に、
上洛を打、二つめに、
下洛を打を聞、わき出る也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報