上高井戸村(読み)かみたかいどむら

日本歴史地名大系 「上高井戸村」の解説

上高井戸村
かみたかいどむら

[現在地名]杉並区上高井戸一―三丁目・高井戸東たかいどひがし一―四丁目・高井戸西たかいどにし一―三丁目

区域の南西部に位置する。西は烏山からすやま(現世田谷区)南東荏原えばら上北沢かみきたざわ(現同上)、南部を甲州道中が通り、上高井戸宿が設置された。北条氏所領役帳によると大橋分「無連・高井堂」二〇貫文とある。「無連」は現三鷹市の牟礼むれにあたる。田園簿に上高井土村、元禄郷帳では上高井戸町、「風土記稿」には上高井戸宿とある。田園簿によれば田方一二四石余・畑方一九三石余、ほかに野銭永一貫二八八文、幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報