上鍵山村(読み)かみかぎやまむら

日本歴史地名大系 「上鍵山村」の解説

上鍵山村
かみかぎやまむら

[現在地名]日吉村上鍵山

広見ひろみ川上流域の右岸にある山村。北は高野子たかのこ(現東宇和郡城川町)、南は下鍵山村に接する。

延宝九年(一六八一)の「吉田古記」に「上鍵山村」と村名がみえるが、中世から近世初期にかけては、鑰山かぎやま村と称されていた。同書によると川原淵殿(川後森城主)渡辺教忠が、上鍵山村山王社の永禄三年(一五六〇)の棟札に「山王宮棟札、須弥南、大日本国、予州宇和荘、黒土郷鑰山村」と記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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