上連雀村(読み)かみれんじやくむら

日本歴史地名大系 「上連雀村」の解説

上連雀村
かみれんじやくむら

[現在地名]三鷹市上連雀一―九丁目・下連雀しもれんじやく一丁目・同五丁目

下連雀村の西に位置。明暦三年(一六五七)の江戸大火によって焼け出された連雀町(現千代田区)の町人らが、替地として与えられた武蔵野の御札茅場を開発、万治四年(一六六一)に検地され連雀新田(下連雀村)が誕生したが、その後同新田西方の原野が開発されて形成された新田村。豊島郡せき(現練馬区)の権三郎(井口氏)が開発。彼の子孫名主を勤めたという(風土記稿)。元禄郷帳に連雀前れんじやくまえ新田とみえ高六四五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報