上蒲生村(読み)かみかもうむら

日本歴史地名大系 「上蒲生村」の解説

上蒲生村
かみかもうむら

[現在地名]上三川町上蒲生

川左岸の低地台地からなり、ほぼ中央部を無名瀬むなせ川が南流する。南は下蒲生村。慶安郷帳に村名が、宇都宮氏旧臣姓名書に村名と小池宗八の名がみえる。近世初めは烏山藩領。元和八年(一六二二)幕府領となる。慶安郷帳では田高四八五石余・畑高二七一石余、幕府領と旗本横山・大久保朝比奈の四給。元禄一一年(一六九八)の村高領主書上帳(田村吉隆文書)では旗本横山・近藤・大久保・朝夷の四給。享保九年(一七二四)には旗本大久保・近藤・木村の三給(「芝野二百町歩開発願」稲見喜正文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android