三足の烏(読み)サンソクノカラス

デジタル大辞泉 「三足の烏」の意味・読み・例文・類語

さんそく‐の‐からす【三足の×烏】

太陽の中にすむという3本足のカラス。転じて、太陽。金烏きんう。→八咫烏やたがらす

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精選版 日本国語大辞典 「三足の烏」の意味・読み・例文・類語

さんそく【三足】 の=烏(からす)[=金烏(きんう)

太陽の中に住むと想像されていた三本足の烏。めでたいことのしるしとされた。転じて、太陽。金烏
延喜式(927)二一祥瑞〈略〉赤烏三足烏〈日之精也〉」 〔史記‐司馬相如伝〕

みつあし【三足】 の 烏(からす)

三本の足をもつ烏。太陽の中に住むと想像され、めでたいしるしとされた。さんそくのからす。
書紀(720)白雉元年二月(北野本訓)「大唐に遣せし使者、死したる三足の烏(カらす)を持ちて来れり」

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