三納谷村(読み)みのうたにむら

日本歴史地名大系 「三納谷村」の解説

三納谷村
みのうたにむら

[現在地名]加茂川町三納谷

北は細田ほそだ村、東は上田うえだ村、西は下土井しもどい村。旭川の支流宇甘うかい川左岸の谷筋と高原上に展開する集落。寛永備前国絵図に村名がみえ、高二二〇石余。寛永七年(一六三〇)検地では朱印高のほか改出高三一石余(貞享元年「津高郡高目録」池田家文庫)。「備陽記」では田畠二六町五反余、家数六八・人数三〇六。村内には文明年間(一四六九―八七)開坑と伝える銅山があり、元文二年(一七三七)備中新見(現新見市)の虎屋喜三郎を山元請負人として採掘翌年の産出量は四九束(ただし一束一二貫目)であった(撮要録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android