三福村(読み)みふくむら

日本歴史地名大系 「三福村」の解説

三福村
みふくむら

[現在地名]大仁町三福

狩野かの川東岸に位置し、北は下田街道田京たきよう村に通じる。文禄三年(一五九四)代官頭彦坂元正、慶長一二年(一六〇七)三島代官井出正次による検地があったとされる(天保九年「覚」福本家文書)。元禄郷帳では高六四一石余。江戸時代初期は幕府領、元禄一一年(一六九八)旗本高田・久野・三宅・能勢二氏・武島の六家領となり、幕末まで続く(韮山町史)。天保九年(一八三八)の高六三一石余・新田高八石余。反別は田方四一町余・畑方一二町二反余。ほかに田中たなか山の山手役一石五斗六升、楮役高五升四合。寛保元年(一七四一)から田中山御林役永を納めるようになった。家数七九・人数三四一、馬七・牛五。用水大沢おおさわ野から二ヵ所、なべ沢から一ヵ所引水。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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