三河内氏墓碑(読み)みつごうちしぼひ

日本歴史地名大系 「三河内氏墓碑」の解説

三河内氏墓碑
みつごうちしぼひ

慶雲寺本堂裏にあり、高さ一九五センチ・幅六〇センチの自然石に、右に光徳院殿夢中幻心大居士、左に荘厳院殿昌山栄繁大居士と並記する。後世建立と思われる。「芸藩通志」は「寺の過去帳には、光徳院は正中二年亥三月十三日、三河内殿二代目通忠、荘厳院は正中十一年未五月十四日、同家初代通景とあり、按るに(中略)過去帳甚粗鹵なり、恐らくは、天正三年の亥と、同十一年の未なるべきか」としているが、天正八年二月晦日付三河内通只同通亮連署起請文案(山内首藤家文書)に通只(通忠)の署名があり、同三年没という推測は当たらない。

三河内氏の系譜などには諸説があり明らかでないが、山内氏の一族と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android