三木浦(読み)みきうら

日本歴史地名大系 「三木浦」の解説

三木浦
みきうら

[現在地名]尾鷲市三木浦町

輪内わうち湾のうち東北部に深く入込んだ別湾があり、三木浦港となる。北に標高四五五・五メートルのたにの山があり、冬の季節風を遮り、四季温暖の地である。慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)に「三木浦村」と記され、家数二二。三鬼浦とも書かれる。「紀伊続風土記」に「三木の名詳ならす、今按するに三木は三毛にて三毛入野命の社あるより村名となるならん」と記す。江戸時代初期に木本組に属する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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