三明神社(読み)さんめいじんじや

日本歴史地名大系 「三明神社」の解説

三明神社
さんめいじんじや

[現在地名]小牧市林 宮前

祭神は国常立命・豊斟渟命・国狭槌命の三神。旧村社。「延喜式」神名帳の春部かすがべ郡の項に「非多ヒタノ神社」が記載されているが、天野信景は、はやし村に卑田ひたという地名があることから、この非多ひた神社を三明神社にあてている。元亨二年(一三二二)の尾張国林・阿賀良両村名寄帳(円覚寺文書)に、

<資料は省略されています>

などとある。「寛文覚書」の林村の項に社六ヵ所のうちの一つとして「三明神」が記され「当村、正雲寺持分」とある。

三明神社
さんめいじんじや

[現在地名]春日井市神領町

庄内川の堤防下にある。この神社の南、貴船社の境内に接した低地に銅鐸出土地の石柱が立っている。祭神は伊弉冊命・日本武尊・応神天皇で高神を合祀。旧村社。創建は天平七年(七三五)とある(神社明細書)。その後五回にわたり再興造営をした(棟札)。「府志」に「三明神祠在神領村、配享熱田八幡白山、里老伝云、天平七年乙亥建之、然失旧記、按熱田神戸之地因以名之耳」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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