三文不通(読み)さんもんふつう

精選版 日本国語大辞典 「三文不通」の意味・読み・例文・類語

さんもん‐ふつう【三文不通】

〘名〙 (銭三文にも通用しないの意) とるに足りないこと。つまらないこと。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「疑ひも無く昇は、課長信用、三文(サンモン)不通の信用、主人奴僕(ぬぼく)に措く如き信用を得てゐると云って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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