三年町(読み)さんねんちよう

日本歴史地名大系 「三年町」の解説

三年町
さんねんちよう

[現在地名]千代田区霞が関かすみがせき三丁目・永田町ながたちよう一丁目

明治五年(一八七二)に成立。東は三年坂を境に裏霞ヶ関うらかすみがせき町、西は永田町二丁目、南は溜池ためいけ、北は永田町一丁目。

江戸時代初期からの武家地で、虎御門内とらのごもんないといわれた辺りに相当。寛永江戸図によれば虎御門の枡形はまだできておらず、溜池を見下ろす台地上に武家屋敷が並ぶ。枡形は正保期(一六四四―四八)にもみえず(正保江戸絵図)、明暦の大火後の寛文―延宝期(一六六一―八一)絵図に枡形・櫓・門が描かれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android