デジタル大辞泉
「七重宝樹」の意味・読み・例文・類語
しちじゅう‐ほうじゅ〔シチヂユウ‐〕【七重宝樹】
極楽にあるという、金樹・銀樹・瑠璃樹・玻璃樹・珊瑚樹・瑪瑙樹・硨磲樹の七重に並んだ宝樹。また、黄金の根、紫金の茎、白銀の枝、瑪瑙の条、珊瑚の葉、白玉の花、真珠の果実からなる宝の樹。
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しちじゅう‐ほうじゅ シチヂュウ‥【七重宝樹】
〘名〙 仏語。
極楽浄土にあるという
七宝で飾られている木。黄金の根・紫金の茎・白銀の枝・瑪瑙
(めのう)の条・珊瑚の葉・白玉の花・真珠の実でできているとも、金樹・銀樹・瑠璃樹・玻璃樹・
珊瑚樹・瑪瑙樹・
硨磲(しゃこ)樹の七種の宝樹ともいう。いずれも七重に並んで生えているという。七重の宝樹。
※
発心集(1216頃か)七「七重宝樹の本に飛びおりたる間、此の羽に生ひたる字六万九千余の仏に成り給ひて」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報