瑪瑙
潜晶質の石英の薄い透明な縞状となった物質.一般には種々の色の帯,苔に似た形あるいは不規則な雲状などが特徴である.様々な名称があり,瑪瑙碧玉(agate-jasper),フォルテフィケーション・アゲート(fortification agate),leucachates,cerachates,苔瑪瑙(moss agate),オニックス(onyx),紅縞瑪瑙(sardonix)などがある.普通は火山岩の空洞中にシリカが沈澱して形成される[Hill : 1774, Dana : 1951].瑪瑙の質は隠微晶質,繊維状で縞状の玉髄(chalcedony)の一種であり,一般に岩石の空洞を蛋白石,玉髄,石英が順次層状に沈澱して生じたものである[木下ほか : 1966, Phllips & Griffin : 1981].フォルテフィケーション・アゲートは,堡塁(要塞)を,思わせるような多角形の縁をもつ宝石用瑪瑙,紅縞瑪瑙はカメオ細工に使われる玉髄の一種のこと[ランダムハウス : 1994].
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瑪瑙【めのう】
古くから装飾,細工物に用いられてきた宝石で,玉髄の一種。樹脂光沢があり緻密(ちみつ)塊状。他の鉱物質が浸透して白,褐色,赤,帯青色など,色が不規則に分布した模様を作る。模様には縞(しま)状,同心円状,雲状,枝状などがあり,縞状のものを特にオニクスonyxという。
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デジタル大辞泉
「瑪瑙」の意味・読み・例文・類語
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瑪瑙
金魚の体色の名。淡い茶色、または青と茶が混じったものをさす。
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普及版 字通
「瑪瑙」の読み・字形・画数・意味
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