七言絶句（読み）しちごんぜっく

精選版 日本国語大辞典

しちごん‐ぜっく【七言絶句】

〘名〙 (「絶句」は四句からなる近体詩) 漢詩体の一つ。一句七言で四句からなる近体詩。第二・第四句の末字が押韻するほか、通常第一句の末字も押韻する。七絶。七言四句。

※菅家文草（900頃）五「七年暮春二十六日、〈略〉即賜_二十事題目_一、限_二七言絶句_一」 〔滄浪詩話‐詩法〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しちごん‐ぜっく【七言絶句】

漢詩で、七言の句が4句からなる近体詩。七絶。→絶句

出典　小学館

日本大百科全書(ニッポニカ)

七言絶句
しちごんぜっく

→絶句

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

世界大百科事典（旧版）内の七言絶句の言及

【絶句】より

…中国詩の詩体の一つ。4句で完成するもので，五言絶句，六言絶句，七言絶句の3種類がある。絶句ということばは，元来は古詩，もしくは古楽府（がふ）の長編の詩の中から連続する4句をとりあげて独立させ，その部分のみを朗誦する形にしたものであって，そうした絶句の例としては《玉台新詠》(梁の徐陵の撰)の中の〈古絶句四首〉を求めることができる。…

※「七言絶句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」