七宗(町)(読み)ひちそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「七宗(町)」の意味・わかりやすい解説

七宗(町)
ひちそう

岐阜県中南部、加茂郡(かもぐん)にある町。飛騨(ひだ)川と支流の神淵(かぶち)川に沿う。1971年(昭和46)町制施行。JR高山本線、国道41号が通じる。中心地区は上麻生(かみあそう)。東濃(とうのう)ヒノキの建築材や木製品のほか、誘致企業による精密機械、輸送機器、電子部品の生産が伸びる。特産に神淵マツタケ、七宗茶、七宗山柿(やまがき)茶などがある。飛水峡(ひすいきょう)の甌穴(おうけつ)群、神淵神社の大スギはともに国指定天然記念物。面積90.47平方キロメートル、人口3402(2020)。

[上島正徳]

『『七宗町史』全2巻(1986、1993・七宗町)』


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