精選版 日本国語大辞典 「七墓巡」の意味・読み・例文・類語
ななはか‐めぐり【七墓巡】
〘名〙 陰暦七月一五日の宵から明け方にかけて、鉦(かね)や太鼓をたたいて七か所の寺の墓地を巡拝すること。また、その巡拝者。特に、大坂のそれが有名で、梅田・葭原・蒲生・小橋(おばせ)・高津・千日・飛田の七墓所を回った。時によって、葭原・蒲生・千日のどれかが長柄・野江に替えられることもあった。また、のちには、単に七か所の寺を巡拝することを称した。ななはかまいり。《季・秋》
※歌舞伎・一心二河白道(1698)二「私は七墓巡りの坊主ぢゃが」
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