七代天神社(読み)ななよあまつかみしや

日本歴史地名大系 「七代天神社」の解説

七代天神社
ななよあまつかみしや

[現在地名]大和町島

宮前みやまえ鎮座祭神は国常立尊・国狭槌尊・豊斟淳尊・泥土煮尊・大戸道尊・面足命・伊弉冉尊伊弉諾尊・惶根尊。旧郷社。社伝によれば、霊亀二年(七一六)島馬場しまんば村の児童七人が神がかりとなり、七代天神の霊であると告げた。村人はこの奇異朝廷に奏し、養老二年(七一八)本殿幣殿などが創建されたという。創建当時は山頂に七社の神殿があったが、のち山麓の現在地に遷座した。山頂に旧神殿の跡地がある。安永二年(一七七三)の郡上領留記(大西文書)には「天神本社 弐間半 弐間壱尺 こけら葺 禰宜徳兵衛 拝殿四間 五間弐尺 萱葺」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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