一端駆(読み)いちはながけ

精選版 日本国語大辞典 「一端駆」の意味・読み・例文・類語

いちはな‐がけ【一端駆】

〘名〙 (動詞いちはなかく(一端駆)」の連用形名詞化多く「に」を伴って副詞的に用いられる) 物事を他の人より先にすること。まっ先。一番駆け。〔俚言集覧(1797頃)〕
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「死んだら一(イチ)はながけに泣くだらう」

いちはな‐か・く【一端駆】

〘自カ下二〙 物事を最初にする。先頭に立つ。一番駆けをする。多く、「いちはなかけて」の形で、真先にの意にいう。一端立つ。
※狂歌・堀河百首題狂歌集(1671)春「鶯の一はなかけて咲く梅にきなくはつねは春のとうとり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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