一渡戸村(読み)いちのわたどむら

日本歴史地名大系 「一渡戸村」の解説

一渡戸村
いちのわたどむら

[現在地名]会津若松市東山町湯川ひがしやままちゆがわ

湯川上流域にあり、北西下流は大巣子おおすご村。現在は一ノ渡戸と記される。昔修験者が回峰と称してこの辺りの深山を巡る修行中に、湯川に橋を三ヵ所架け、その一つを一渡いちのわたりと名付けたための村名という。村内に二つ目の橋もあり、これは二渡にのわたりとよばれる(新編会津風土記)御山おやま村から分村して成立したという(会津鑑)。寛文六年(一六六六)の「会津風土記」に村名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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