一六勝負(読み)イチロクショウブ

デジタル大辞泉 「一六勝負」の意味・読み・例文・類語

いちろく‐しょうぶ【一六勝負】

《一と六はさいの目の裏表であるところから》さいころの目に一が出るか六が出るかをかけてする勝負。また単に、ばくち
運任せの冒険的な物事をすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一六勝負」の意味・読み・例文・類語

いちろく‐しょうぶ【一六勝負】

〘名〙
① さいころの目に一が出るか六が出るかをかけて勝負を決めること。また、単にばくち。いちろく。
牛肉馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉「車夫どもは皆な勝手の方で例の一六勝負最中らしい」
② 運を天にまかせて行なう冒険的な勝負。また、そのように決断を要する試み。
※歌舞伎・網模様燈籠菊桐(小猿七之助)(1857)三「提灯持ちに雇はれて来たのもこっちの一六勝負」

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