小猿七之助(読み)コザルシチノスケ

デジタル大辞泉 「小猿七之助」の意味・読み・例文・類語

こざるしちのすけ【小猿七之助】

歌舞伎狂言網模様灯籠菊桐あみもようとうろのきくきり」の通称。また、その主人公の名。
岡鬼太郎による新歌舞伎。2幕。大正9年(1920)、市川左団次一座により初演

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精選版 日本国語大辞典 「小猿七之助」の意味・読み・例文・類語

こざるしちのすけ【小猿七之助】

歌舞伎脚本「網模様燈籠菊桐(あみもようとうろのきくきり)」の通称。河竹黙阿彌作。安政四年(一八五七江戸市村座初演。乾坤坊良斎(けんこんぼうりょうさい)講釈によった白浪物。七之助が奥女中滝川を犯し、滝川は娼婦となって共に悪事を働くという筋。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小猿七之助」の解説

小猿七之助 こざる-しちのすけ

講談,歌舞伎の登場人物
巾着(きんちゃく)切りの七之助(通称小猿)は3年前無理に思いをとげた奥女中と吉原で再会し,店の主人を殺してともににげる。乾坤坊(けんこんぼう)良斎の講談「網打七五郎」をもと河竹黙阿弥(もくあみ)が歌舞伎に脚色し,「網模様灯籠菊桐」として安政4年(1857)初演された。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「小猿七之助」の解説

小猿七之助
(通称)
こざるしちのすけ

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
網模様灯篭菊桐 など
初演
安政4.7(江戸・市村座)

小猿七之助
こざるしちのすけ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
作者
瀬戸英一
初演
大正10.1(東京・市村座)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「小猿七之助」の意味・わかりやすい解説

小猿七之助
こざるしちのすけ

網模様燈籠菊桐

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