精選版 日本国語大辞典 「一そう」の意味・読み・例文・類語
いっ‐そう ‥さう【一そう】
〘副〙 いずれを選ぶか迷うよりも、どれもみなまとめて処理してしまおうとするさまを表わす語。
(イ) (「に」を伴って用いる) 残らずすべて。すっかり。全部。
※曾我物語(南北朝頃)四「心にかからん事をば、ためらひ候はず、いっさうにすへべき物を」
(ロ) (「に」を伴って用いることもある) どちらにしても同じことだから思い切って。むしろ。いっそ。
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