一掃(読み)いっそう

精選版 日本国語大辞典 「一掃」の意味・読み・例文・類語

いっ‐そう ‥サウ【一掃】

[1] 〘名〙 すっかり払い除くこと。一度にきれいに片付けてしまうこと。
空華集(1359‐68頃)八・卒和二十七首寄答建長諸友 二和答大義雄首座「提唱臨機疾風、尽情一掃旧窠叢」
四河入海(17C前)「毒虫の、人の影を、窺をも、冬になりて、一掃して、のけうぞ」 〔李白‐永王東巡歌〕
[2] 〘副〙 ⇒いっそう(一━)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一掃」の意味・読み・例文・類語

いっ‐そう〔‐サウ〕【一掃】

[名](スル)
すっかり払いのけること。一度に払い去ること。「悪習一掃する」「不安を一掃する」
野球で、出塁中のランナー全員をホームインさせること。「走者一掃二塁打
[類語]払拭掃滅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「一掃」の読み・字形・画数・意味

【一掃】いつそう

ねこそぎ。

字通「一」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android