仮名書き(読み)かながき

世界大百科事典(旧版)内の仮名書きの言及

【読み書きそろばん(読み書き算盤)】より

… 漢字を使う層が拡大すると,文字の画数は少ないほうが好まれ,書体も簡略化する。これが片仮名・平仮名の発生と普及の原因であり,仮名書きによって日本語は初めて微妙な表現まで表記できるようになり,10~11世紀には《源氏物語》を頂点とする物語群が展開する。貴族の子弟のためにではあるが,《三宝絵詞(さんぼうえことば)》や《口遊(くちずさみ)》のような幼学書,《和名類聚抄(わみようるいじゆうしよう)》のような一種の百科辞書が登場するのもこのころである。…

※「仮名書き」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android