レグミン(読み)れぐみん(英語表記)legumin

デジタル大辞泉 「レグミン」の意味・読み・例文・類語

レグミン(〈ドイツ〉Legumin)

エンドウマメに存在するたんぱく質グロブリンに属する。

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精選版 日本国語大辞典 「レグミン」の意味・読み・例文・類語

レグミン

〘名〙 (Legumin) エンドウマメに存在する蛋白質一つ。グロブリンに属する。〔外来語辞典(1914)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レグミン」の意味・わかりやすい解説

レグミン
れぐみん
legumin

アズキダイズソラマメ、エンドウなどマメ科植物の種子legumeに含まれるグロブリン性タンパク質で、アルブミン性タンパク質のレグメリンに対応する。食塩水で抽出したあと硫安塩析させてとることができる。分子量約36万で、4万と2万のサブユニットからなる。発芽期に減少・消失し、結実期に増加する一種の貯蔵タンパク質と考えられている。種子のグロブリンとしてはこのほか、ダイズのグリシニン、インゲンのフッセオリン、ラッカセイ落花生ピーナッツ)のアラキンなどがある。グリシニンは、ダイズのタンパク質の約半分を占める。アラキンの分子量は約2万9100でアミノ酸226残基からなる。2003年(平成15)春、グリシニンのA3、B4サブユニット、ホモヘキサマーのX線結晶解析結果が、2.1オングストローム(Å)解像度で、京都大学と富士油化グループから発表された。日本人に身近なダイズのタンパク質であるグリシニンの立体構造が、日本人研究者によって明らかになったことの意義は大きい。

[野村晃司]

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栄養・生化学辞典 「レグミン」の解説

レグミン

 アズキ,エンドウ,ソラマメなどの種子中のグロブリン.

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