旺文社世界史事典 三訂版 「ラーマン(ムジブル)」の解説
ラーマン(ムジブル)
Sheikh Mujibur Rahman
バングラデシュの初代大統領(在任1972〜75)
全インド−ムスリム連盟に参加。その後,東パキスタンの自治権拡大・独立運動で十数回投獄された。1966年アワミ連盟の総裁に就任し,バングラデシュ独立につながる「自治権拡大6項目」を提唱した。1972年1月,バングラデシュの独立とともに初代大統領に就任し,同時に議院内閣制の発足に伴い,首相を兼任した。社会主義と非同盟主義の政策を展開したが,1973年の石油危機でインフレが激化して社会不安が高まり,75年8月15日の軍事クーデタで殺害された。
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