日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨーゼフ(1世)」の意味・わかりやすい解説 ヨーゼフ(1世)よーぜふJoseph Ⅰ(1678―1711) ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝(在位1705~11)。レオポルト1世の長子としてウィーンに生まれる。1687年ハンガリー王、90年にはローマ王に選ばれ、スペイン継承戦争(1701~14)のなかで即位。弟カール6世のスペイン王位獲得のために尽力し、1710年にはカールのマドリード占領も実現したが、その年のうちに奪回され、ハンガリーの反乱を懐柔して鎮圧したものの、11年、2人の娘を残して天然痘で没した。[進藤牧郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例