ヤマハハコ(山母子)(読み)ヤマハハコ(英語表記)Anaphalis margaritacea; everlasting

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤマハハコ(山母子)」の意味・わかりやすい解説

ヤマハハコ(山母子)
ヤマハハコ
Anaphalis margaritacea; everlasting

キク科多年草で,北半球冷温帯に広く分布する。主として亜高山帯日当りのよい草地に生える。茎の高さは 60cm内外で長い地下茎がある。葉は長さ6~10cm,幅 1cmほどの線状披針形で柄はなく互生する。質はやや厚く表面は深緑色で光沢があり,3本の脈が目立つ。裏面は茎とともに灰白色綿毛におおわれる。初秋,茎の頂に多数の頭状花序を散房状につける。総包片は乾燥した膜質で上半部は白く,花序全体をそのまま乾燥して,ドライフラワーをつくる。

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