ヤッケ(英語表記)Jacke

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤッケ」の意味・わかりやすい解説

ヤッケ
Jacke

エスキモーの上衣であるアノラックと同様のフード付き防風,防寒上衣をさす。本来,短い上衣やジャケットを意味するドイツ語であるが,日本ではビントヤッケつまり英語のウィンドブレーカー (防風衣) の意で,おもに登山用語として導入され,その語義として定着した。スキーや登山に用いられるほか,日常の防寒上衣としても着用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

精選版 日本国語大辞典 「ヤッケ」の意味・読み・例文・類語

ヤッケ

〘名〙 (Jacke) フードのついた防風・防水・防寒用上着。登山・スキー・釣りなどに用いる。アノラック。《季・冬》
遭難(1958)〈松本清張〉二「雨滴が頬を打った。『ヤッケを着よう』江田氏が言った」
[補注]ドイツ語の Jacke は、広く「上着」一般をいう語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ヤッケ」の意味・読み・例文・類語

ヤッケ(〈ドイツ〉Jacke)

ウインドヤッケ」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤッケ」の意味・わかりやすい解説

ヤッケ
やっけ

アノラック

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のヤッケの言及

【アノラック】より

…日本ではウィンドヤッケ(ドイツ語のWindjackeに由来する)またはヤッケと通称され,パーカparkaとも呼ばれる。元来はエスキモーが着用する毛皮製でずきん付きの外着であったが,のちにフード付きの防寒・防風用ジャケットを総称するようになった。…

※「ヤッケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android