旺文社世界史事典 三訂版 「ヤクブ＝ベク」の解説
ヤクブ＝ベク
Ya‘qūb Bek
中央アジアのカシュガルの支配者
イスラーム教徒の乱に乗じて1865年カシュガルを征服，そののち新疆 (しんきよう) の大半を支配下に置いた。当時，この地域に大きな関心をよせていたイギリス・ロシア両国との間に条約を結んで独立を維持したが，1877年清が派遣した左宗棠 (さそうとう) の軍隊に敗れて自殺したと伝えられる（暗殺説もある）。
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