モース(Hosea Ballou Morse)(読み)もーす(英語表記)Hosea Ballou Morse

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

モース(Hosea Ballou Morse)
もーす
Hosea Ballou Morse
(1855―1934)

アメリカ中国研究者。1874年ハーバード大学を卒業し、同年中国税関に就職。87年副税務司、96年税務司、1903~08年総税務司署の統計局長を務め、09年に退職。在職中から中国を研究、退職後もイギリスで研究を続けた。主要著書に『支那(しな)ギルド論』(1909)、『中国の国際関係』全三巻(1910~18)、『イギリス東インド会社の対中国貿易編年史』全五巻(1926~29)などがあり、高く評価されている。

[加藤祐三]

『増井経夫訳『支那ギルド論』(1939・生活社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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