モロニ(英語表記)Moroni

精選版 日本国語大辞典 「モロニ」の意味・読み・例文・類語

モロニ

(Moroni) アフリカ大陸東方、インド洋上の諸島国コモロ連合首都コモロ諸島の主島エンジャジジャ島西岸に位置する。

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デジタル大辞泉 「モロニ」の意味・読み・例文・類語

モロニ(Moroni)

コモロ共和国の首都。グランドコモロ島の西岸に位置する。フランス領時代の1962年に、マヨット島ザウジから首都が移された。港があり、モヘリ島アンジュアン島航路で結ばれる。旧市街にはイスラム寺院や野外市場がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「モロニ」の意味・わかりやすい解説

モロニ
Moroni

アフリカ東岸沖のインド洋上にある島国コモロ連合の首都。人口4万(2003)。コモロの主島ヌジャジジャ(旧,グランド・コモロ)島西岸にある。港はあるが港湾施設は近代化されていない。バニライランイラン香料),コプラサイザル麻ニッケイなどの集散地で,加工場もある。古くからアラブの港であったが,1886年からフランスの支配下に入り,マダガスカルの一部として統治された。1947年に分離されてフランス海外領コモロの主都となった。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モロニ」の意味・わかりやすい解説

モロニ
もろに
Moroni

アフリカ南東部、マダガスカル島との間のモザンビーク海峡北端にある島国コモロの首都。同国の主島エンジャジジャ(旧称大コモロ)島西岸に位置する。人口4万6000(2007)。同島の主産物であるバニラ、イランイラン(香料)、コプラ、サイザル麻、ニッケイなどの集散地で、食品加工、製材、機械修理など小規模の工業も行われる。住民大部分イスラム教徒モスクが多い。

[林 晃史]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モロニ」の意味・わかりやすい解説

モロニ
Moroni

コモロの首都。同国北西部,ンジャジジャ島南西岸に位置する港町。主産物のバニラ,カカオ,コーヒー,イランイラン,コプラ,サイザルアサ,シナモンなどを輸出。それらの加工業や,製材,機械修理など若干の工業がある。港は港湾設備が悪く,沖合い停泊のはしけ荷役。住民の大部分はイスラム教徒で,モスクが多い。人口 4万6000(2007)。

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百科事典マイペディア 「モロニ」の意味・わかりやすい解説

モロニ

アフリカ大陸東岸沖のインド洋上にある島国,コモロの首都。同国の主島ヌジャジジャ島の西岸に位置する。古くからアラブの港で,市街はその面影をとどめている。バニラ,カカオ,コーヒーなどの集散地で加工場もあり,これらを輸出している。人口4万275人(2002)。

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