モジリアニ(英語表記)Modigliani, Amedeo

精選版 日本国語大辞典 「モジリアニ」の意味・読み・例文・類語

モジリアニ

(Amedeo Modigliani アメデオ━) イタリア画家パリモンパルナスに住んだ「エコール‐ド‐パリ」の一人彫刻を志したのち絵画に転じ、独自な色調と力強い描線によって憂愁に満ちた人物画肖像裸婦)を多く描く。(一八八四‐一九二〇

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デジタル大辞泉 「モジリアニ」の意味・読み・例文・類語

モジリアニ(Modigliani)

モディリアニ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モジリアニ」の意味・わかりやすい解説

モジリアニ
Modigliani, Amedeo

[生]1884.7.12. イタリア,リボルノ
[没]1920.1.24. フランス,パリ
イタリアに生まれ,パリで活躍した画家,彫刻家。エコール・ド・パリの美術家として知られる。ベネチアフィレンツェで学び,1906年にパリに出て,最初はモンマルトル,のちにモンパルナスに定住した。初期の作品にはアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやパブロ・ピカソの影響がみられるが,やがてポール・セザンヌに向かい,1910~14年にはコンスタンティンブランクーシとの交遊もあって彫刻に没頭し,アフリカ芸術のような単純化された形態の作品を発表した。病弱のため彫刻を断念し,再び絵を描き始め,キュビスムフォービスムの流行に関係なく独自の作風を確立し,卵形の顔で首の長い,簡潔で強靱な形態の人物像を描いた。1915~17年には多くの肖像を,その後の3年間は主として裸婦と肖像を描いたが,持病肺結核に麻薬とアルコールの中毒が体調不良に拍車をかけ夭折した。妻ジャンヌ・エビュテルヌが身重の体で,あとを追って窓から投身自殺したことは有名。主要作品は『横臥する裸婦』(1917,ニューヨーク近代美術館),『ジャンヌ・エビュテルヌ像』(1919,グッゲンハイム美術館)。

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