モシュコフスキ(英語表記)Moritz Moszkowski

改訂新版 世界大百科事典 「モシュコフスキ」の意味・わかりやすい解説

モシュコフスキ
Moritz Moszkowski
生没年:1854-1925

ポーランド出身のドイツピアノ奏者,作曲家。ドレスデンベルリンで学び,1873年ベルリンでピアノ奏者としてデビューしたのち,ドイツ,フランスポーランドに演奏旅行して名声を博した。作曲家としては,ピアノ曲《スペイン舞曲》などのサロン用の小品にすぐれているが,そのほかにもオペラボアブディル》(1892),交響詩ジャンヌ・ダルク》,管弦楽組曲,バイオリン協奏曲,ピアノ協奏曲などを書き残している。なお,兄アレクサンダーAlexander M.(1851-1934)はベルリンで活躍した音楽評論家である。
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ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者) 「モシュコフスキ」の解説

モシュコフスキ

ドイツの作曲家。ポーランドに生まれ、ドレスデン音楽院とシュテルン音楽院、クラック音楽院で学んだ。卒業後は、ベルリンに留まって最終学校でピアノの指導にあたった。ピアニストとしても活躍し、生国のポーラン ...続き

出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報