ミヤコグサ(都草)(読み)ミヤコグサ(英語表記)Lotus corniculatus var. japonicus; bird's-foot trefoil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミヤコグサ(都草)」の意味・わかりやすい解説

ミヤコグサ(都草)
ミヤコグサ
Lotus corniculatus var. japonicus; bird's-foot trefoil

マメ科の多年草。コガネバナ,エボシグサともいう。日本各地をはじめアジア東部からヒマラヤに分布し,路傍草地河原などに普通に生える。北アメリカにも帰化して雑草となっている。茎は緑色で叢生し,直立するか地上をはう。葉は小型で柄のある3出複葉で,小葉は倒卵形全縁で長さ 1cm前後,葉柄の基部に小葉と同大の1対の托葉がある。春から夏に,葉腋から次々と花柄を出し,鮮黄色の小さな蝶形花を1~3個ずつつける。果実線形の莢で熟するとねじれる。

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