マリー・セレスト号(読み)マリーセレストごう

百科事典マイペディア 「マリー・セレスト号」の意味・わかりやすい解説

マリー・セレスト号【マリーセレストごう】

米国の287トンの帆船。1872年11月7日,船長とその妻子および船員7名を乗せてニューヨーク出帆イタリアに向かったが,12月5日無人のままジブラルタル西方沖を漂流しているのを発見された。船内平穏無事で,詳細な調査にもかかわらず,なぜ船が放棄されたかはなぞにつつまれている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のマリー・セレスト号の言及

【幽霊船】より

…しかし中には相当詳細な調査が行われた例もある。たとえば1872年12月にアゾレス諸島沖で発見されたマリー・セレスト号は,出航後19日目まで記入された航海日誌を残し,乗員9名全員が姿を消した状況が精査された。しかし乗員消滅の謎は解明されず,一時は発見者が殺害したのではないかと思われた。…

※「マリー・セレスト号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android