ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マリア・クリスティナ」の意味・わかりやすい解説
マリア・クリスティナ
María Cristina
[没]1878.8.23. サンタドレス
スペイン王フェルナンド7世の妃。両シチリア王フランチェスコ1世の娘で 1829年フェルナンドと結婚。フェルナンド7世の没後,娘イサベル2世が即位すると,その摂政となった (1833~40) 。カルリスタ戦争には自由主義者を率いてドン・カルロス (1788~1855) を敗走させた (39) が,40年 B.エスパルテロ将軍の政権掌握とともにフランスに亡命した。
マリア・クリスティナ
María Cristina
[没]1929.2.6. マドリード
スペイン王アルフォンソ 12世の妃。オーストリア大公カルル・フェルディナントの娘。 1879年アルフォンソと結婚。アルフォンソ 12世の没後,息子アルフォンソ 13世の摂政となった (1866~1902) 。その治世にアメリカ=スペイン戦争によりによりキューバの独立を認めてアメリカ植民地を失い,フィリピン,グアムを譲渡した (1898) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報