マラスキーノ

デジタル大辞泉 「マラスキーノ」の意味・読み・例文・類語

マラスキーノ(〈イタリア〉maraschino)

主にイタリアで産するリキュールの一。クロアチア南部、ダルマチア地方原産のサクランボウから造られる。

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精選版 日本国語大辞典 「マラスキーノ」の意味・読み・例文・類語

マラスキーノ

〘名〙 (maraschino) リキュールの一つ。クロアチアのダルマチアに産するマラスカ種のさくらんぼから作ったもの。〔アルス新語辞典(1930)〕

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百科事典マイペディア 「マラスキーノ」の意味・わかりやすい解説

マラスキーノ

リキュールとしてのチェリーブランデー一種名前はマラスカ種のオウトウ桜桃)を原料とすることによる。これを発酵,蒸留したものに砂糖香料などを加えて作る。甘口で濃厚な味。アルコール分35%。
→関連項目リキュール

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飲み物がわかる辞典 「マラスキーノ」の解説

マラスキーノ【maraschino(イタリア)】


イタリア、フランスオランダ、クロアチアなどでつくられる、マラスカ種のブラックチェリーを用いたリキュール。マラスカ種は、クロアチア南西部、アドリア海沿岸のダルマチア地方原産。アルコール度数30度前後。

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世界大百科事典(旧版)内のマラスキーノの言及

【ザダル】より

…ローマ時代のフォルム跡,中世の城壁,八葉形プランをもつ聖ドナト教会(9世紀),聖クルシェバン教会(12世紀),聖ストシャ大聖堂など見るべきものも多い。造船・精密機械・繊維・食品工業が発達し,有名なシェリー・ブランデー〈マラスキーノ〉はここの産。考古学および民俗博物館,国立古文書館などの文化施設,単科大学(文学),師範学校,アカデミー研究所などの教育機関があり,ダルマツィア地方の中心地となっている。…

【チェリーブランデー】より

…暗赤色の甘い酒で,メーカーによっていろいろであるが,アルコール分24~35%,糖分22~39%程度,カクテルや製菓用に使われることが多い。ダルマツィア産のマラスカ種を原料とする無色のマラスキーノやデンマーク産のピーターヒーリングもこれに属する。【大塚 謙一】。…

【リキュール】より

…(2)果実・果皮系 核果類を使うものではサクランボ,アンズ,モモをブランデーに浸漬してつくるチェリーブランデー,アプリコットブランデー,ピーチブランデーなどのほか,スローと呼ぶスモモをジンに浸漬してつくるスロージンがある。また,マラスキーノはマラスカ種のブラックチェリーを原料としてつくった蒸留酒にハーブ類や糖分を加えたものである。漿果(しようか)類を使うものには,それぞれキイチゴ,イチゴを配したフランボアーズ,フレーズなどがある。…

※「マラスキーノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」