ホンシャン(恒山)山脈(読み)ホンシャンさんみゃく(英語表記)Heng shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホンシャン(恒山)山脈」の意味・わかりやすい解説

ホンシャン(恒山)山脈
ホンシャンさんみゃく
Heng shan

中国中部,シャンシー (山西) 省北東部にある北東から南西方向の山脈。長さは約 150km。主峰はマントウ (饅頭) 山で,標高 2399m。北東部のホン (恒) 山は標高 2052mであるが,中国五岳の一つとして知られる。北にはサンカン (桑乾) 河の流域であるタートン (大同) 盆地が広がり,南は平行するウータイシャン (五台山) 山脈との間をフートー河が流れる。北方の内モンゴル (蒙古) 高原と南のタイユワン (太原) 盆地をへだてており,北斉の代に山腹万里長城が築かれた。山麓は黄土層が厚く,段畑でハダカエンバク,コーリャンアワソバなどが栽培される。

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