ベストマンナエイヤル(英語表記)Vestmannaeyjar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベストマンナエイヤル」の意味・わかりやすい解説

ベストマンナエイヤル
Vestmannaeyjar

ベストマン群島ともいう。アイスランド領。アイスランド南岸から8~35km沖合いにある火山性群島で,1963年 11月噴出したスルツエイを含めて大小 15個の切立った島や岩礁から成る。最大の島はヘイマエイ (島) で,その北東岸に漁港ベストマンナエイヤル (人口 4933〈1991推計〉) がある。タラ漁獲,加工と牧畜が主産業。8世紀頃アイルランドの修道士8人が住んだことがあり,1627年にはサラセン海賊に襲われ 250人の住民奴隷にされた。 1973年1月町の東部に激しい噴火が起き,住民の大半が避難した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android